雨なので洗濯物を部屋干しする。

10時過ぎ、東急田園都市線三軒茶屋駅で下車。
地下通路を通って路面電車の東急世田谷線三軒茶屋駅前に出る。
キャロットタワーのプラザという三茶de大道芸でのメイン会場だ。
昨年までは。
絶え間なく降り続ける雨に濡れ、広場は閑散としている。
例年も雨が多い大道芸フェスなのだが、以前は雨にも負けず賑やかでした。

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今日明日と世田谷アートタウン2020『三茶de大道芸』は開催される。
コロナ禍のなか、都内の過密な街での開催自体が奇跡のような出来事で、関係の方々には感謝してもしきれないのだが、開催方式が変更となった。
今年の大道芸は世田谷パブリックシアター内での劇場公演のみで事前予約指定席制の『大道芸onステージ』として開かれる。
お外ではやらないので、雨天の影響は受けないのだが、なんとなく寂しい。
台風の時、演者も観客もずぶ濡れになりながらみんなで路上に輪を作っていた記憶が今では美しい思い出になっている。
キャロットタワー26階の展望フロアに昇り、雨雲の下にある三軒茶屋の街を眺める。

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 11時から1階の立ち食いそば屋さんで今川焼を売り始めるので、買って地下通路で食べる。
その後、大道芸ファンの方々と遭い、地下1階のパン屋さんでコーヒーをいただきました。1茶。

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11時40分、キャロットタワー3階の世田谷パブリックシアターに入場しました。
演劇を観るために過去数えきれないほど通っていたが、大道芸を観に入場するのは初めてだ。
世田谷アートタウン2020『三茶de大道芸』大道芸onステージ1日目昼の部。
この回は「チームA」=アストロノーツさん、Kanauknot、ブラックエレファンツ、芸人まことさん、オジロスが出演。
早めに入場していて良かった。
開場中に舞台ではアストロノーツさんの回遊とブラックエレファンツの演奏がありました。
客席はコロナ対策で原則ひとつおきに座る指定席で、入れず涙を飲んだ方々が多くいるだろうなあ。
私は運良くチケットが手に入ったが、なんだか申し訳ない。

保坂展人世田谷区長や橋本隆雄プロデューサーらが登壇してのオープニングセレモニーから。
例年はプラザでやっていたやつだ。

Kanauknotは新作の舞台映えする作品からスタート。
ブラックエレファンツのジャズ演奏。
芸人まことさんはマジックや舞台を雄大に使ったダンス『ネバーネバー』など。
あれ、まことさんも痩せたなあ。
最後はオジロスのフラメンコでした。

投げ銭はペイペイなどの電子マネーしか受け付けないので、現金を払わずに14時30分ごろ世田谷パブリックシアターを退出するが、17時30分からのBチーム公演も観るので、時間をつぶさねば。

これまでの三茶de大道芸の写真が貼り出されている「まちなか写真館」を観るために商店街をブラブラしようかとも思うが、雨なので億劫だ。
大道芸ファンの方々とキャロットタワー地下1階の中華料理店で中途半端な時間にご飯を食べる。
さらにはキャロットタワー26階の展望フロアのレストランでコーヒーを飲んでだらだらしておりました。2茶。

大道芸フェスを観に来たのに、超高層ビルを昇ったり降りたりしているだけ。
こんな時代が来るとはね。
真下を眺めるとNTT広場が。
いつもは屋台が出て酔っ払いも交じりカオスと化している大道芸ポイントも今日はひとっこひとりいない。
大道芸は誰もが入れる自由席。
平等な雰囲気が好きだった。
疫病を克服できたら、また自由が取り戻せますように。

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世田谷アートタウン2020『三茶de大道芸』大道芸onステージ1日目夜の部。
この回の出演は「チームB」=ボールド山田さん、STILTANGO、SUKE3&SYU、加納真実さん、ゼロコ。
16時45分に入場する。

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すでにボールド山田さんが舞台に出てきていました。
続いて、STILTANGOのおふたかたの足長でのタンゴが。
なぜか開場中だけは写真を撮っても良かったのだが、開場中の演技と開演中の演技に違いがあるのだろうか?

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17時30分、開演。
SUKE3&SYUからスタート。
SUKE3とSYUさんは昼の部前から三軒茶屋に来ていたが、スタッフさんと打ち合わせをしたのか、照明が鮮やかでショーアップされていました。
乗る台も大道芸の時よりも高くなっているようで、舞台での見せ方に工夫を凝らしていてさすがでした。

スピード感が増したところで加納真実さん。
「お久しぶりです」と一言挨拶して、初回定番の準備体操『わかれうた』から。
「中だけどよろしく」看板を掲示。
「イン三茶2020」看板は掲げすに床に置く。
明日のオンライン配信の関係もあるのか「恋人よ」は省略。
「暑いので、絶対近寄らないので、外します」とマスクを外し、『演歌』。
真ん中に『恋』。
最後の作品は『仮面舞踏会(あしたバーボンハウスでver.)』。
仮面の踊り娘たちは自発的に舞台袖から出てくるスタイル。
SUKE3が最初の踊り娘となりゼロコ、STILTANGO、ボールド山田さん、橋本隆雄ブロデューサーが次々と仮面をつけて踊っておりました。
「今度はみんなで踊ろうね」と加納さんの挨拶で終わり。
みんなで踊れる日まで、持ちこたえなければ。

ゼロコは高知では『高知ゃ』を飲んでいたが、三茶では『3茶』を飲んで「おぇー」。

トリは例年の三茶de大道芸と同じく中国雑技芸術団でした。
変面と軟体フープと高椅子。
徐領民団長がお元気そうで良かった。

20時ごろキャロットタワーから地下通路を通り、地下鉄に乗って帰宅する。
結局、三軒茶屋の街は歩けなかった。
来年はアートタウンと化す三茶を徘徊できますように。